年末調整

年末調整の準備は年末が近づいてから始めたのでは遅いのです。残暑の残るこの時期から年末調整の準備を始めていきましょう。今回と次回の2回に分けて年末調整の事前準備についてご紹介していきます。

サラリーマンなどの給与所得者は毎月の給与から源泉徴収によって納税を行っていますが、毎月の給与や賞与(ボーナス)の受け取りの際に天引きされた所得税額を年末にまとめて調整しなければなりません。その調整が『年末調整』なのです。

ほとんどの給与所得者は、『年末調整』によってその年の「所得税」の納税が完了し、改めて確定申告をする必要がないことになるわけですから、非常に大切な手続が年末調整です。

年末調整のためには、年末調整に必要となる書類や申請書がいくつかあります。次に掲げる書類や証明書が年末調整には必要ですので、早めに揃えておくようにしましょう。それぞれ会社の状況によっても異なりますが、だいたい年末調整前の12月頭くらいまでにはほぼ全て揃えるようにしましょう。

[年末調整に必要な書類と確認事項]

  • 扶養家族の氏名・生年月日<扶養控除等申告書に記入>
  • 生命保険の控除証明書<保険料控除申告書に記入及び証明書の添付>
  • 地震保険の控除証明書<保険料控除申告書に記入及び証明書の添付>
  • 国民健康保険、国民年金保険料の金額<保険料控除申告書に記入>
  • 小規模企業共済と心身障害者扶養共済制度の掛金額<保険料控除申告書に記入及び証明書の添付>
  • 住宅借入金等特別控除の明細書<住宅借入金等特別控除申告書に記入及び証明書等の添付>
  • 中途入社の社員や従業員については、前の会社の源泉徴収票

コレだけの資料を一定期間に集めて、処理を行う必要があるのです。

このページの先頭へ